PowerWindowに流れる電流を細かく測る件。

前々回のつづきで、P/Wに流れる電流を細かく測る話。
P/WにAutoモードと、挟み込み防止機能をつけるべく、、
現状のP/Wに流れる電流を時系列的に細かく測ることにします。
結果的には、0.002秒刻み程度には測れています。
で、測り方です。
元の配線と、どのように測るかの絵をかいてみました。
まぁ何のことは無いわけで、12Vの線の間に0.1オームの抵抗を入れ、
その両端の電圧をデジタル的に測る、、ということになります。
ちなみに、0.1オームの抵抗は、
【メタルクラッド抵抗】というやつで、これです。
50wなわけですが、結果として、20Aちょっと流れますので、20*(20*0.1)=40wオーバー
ということで、50wにしました。
まぁ最終的には一瞬なので、25wとかでもいけるとは思います。
↓↓↓オレンジ色っぽいやつが、メタルクラッド抵抗。
測定結果(o^^o)
測定は、、、
DN系(開く)1パターン
UP系(閉まる)3パターン
①通常の閉め方
②ペットボトルを挟んでみる
③タオルを挟んでみる
の4パターンです。
図の■は、0.05秒単位の値となります。
なお縦軸は、5Vを1024等分した場合の数値で、512だと2.5V、即ち、25Aながれていることになります。
まぁだいたい予想通りのグラフの形となりました。
この結果を見てわかることを記述してみます。
●挟み込みの無い場合には、0.1秒以内に、一気に電流がMAXまであがる。
●挟み込みのある場合には、挟まるモノにもよるが、電流が上がり始めてから、MAXになるまで0.3秒程度かかっている。
これらを考えると、2段階の電流値を設定し、下を②上(MAX)を①とするならば、
【②を検出した後、0.1秒後に電流値がMAXをこえていたら、挟み込みなし】
【②を検出した後、0.1秒後に電流値がMAXをこえていなければ、挟み込みあり】
という判定で、とりあえずは判定できる気がします。
これをプログラムで判定すればよいわけですが、、
値が3つ出てきました。
①の値
②の値
【0.1秒】という値
これらを可変にすればよいのですが、①と②は、A/Dコンバータのポートを用意し、
可変抵抗で判定可能な回路にしていますが、
0.1秒だけは、設定可能なポートが残っていないので(プリント基板作っちゃったし^^;)
とりあえず、、決め打ちしとこうか、、、、って思ったけど、、
よく考えたら、
【何かのためにdigital入力3つ、プルアップ設定アリ】の端子をつけていたので(RA2RA3,RA4)、
2の3乗、即ち8とおりの設定ができるので、、それでやっとくか、、、、
うぅーーん。
こんなことなら、RB0をアナログ入力にさせとくんだった、、、、
って調べたら、RB0はアナログ入力アカンかったです。
そうすると、ちゃんとマイコンのピンを整理する設計までもどらなきゃならないので、
今回は、やめときます。